千葉県船橋市薬園台クリニックの心療内科情報

チック

チックとは

チックとは、突如として起こり、すばやくてリズムなく繰り返される運動または音声で、ある程度は随意的に抑制できるが抵抗はできない不随意運動のことです。運動チック音声チックは、典型的な単純チックと目的性があるようにみえる複雑チックに分けられます。運動チックには、瞬き、顔しかめ、首振り、肩すくめなどがあります。音声チックには、咳払い、鼻鳴らし、ほえるような声などがあります。複雑音声チックには、社会的に不適切な言葉を言ってしまうコプロラリア(汚言症)が含まれます。チックは刺激に誘発されやすく、やらずにいられないとの感覚に伴って起こることがあります。緊張度が変化したときや興奮したときに増加しやすく、集中して作業しているときに減少しやすくなります。睡眠中にはほとんどみられません。特に理由なく自然経過で変動することも多いです。
 チック障害は、チックの種類と持続期間から、一過性チック障害慢性運動性または音声チック障害、およびトゥレット症候群に大別されます。一過性チック障害は、持続が1年間未満で、チック障害の中で最多です。トゥレット症候群は多様性の運動チックおよび音声チックを有して1年以上続きます。チック障害では、強迫性障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを併発しやすく、特にトゥレット症候群で高率です。


チックの治療


○チックの治療方針
 
重症度について、@チック自体、Aチックによる悪影響、B併発症状から評価して治療の重点を決めます。いかなる重症度でも家族ガイダンスや心理教育および環境調整を行います。チックや併発症状があっても本人が発達し適応できるように、本人および周囲の人々にチック障害の理解と受容を促して適切な対応のための情報を提供します。またチックの治療では不必要な緊張や不安を減らすように働きかける事も大切です。重症度が高ければ薬物療法を中心により積極的な治療を行ってゆきます。

○チックの薬物療法

【処方例】 下記のいずれかを使用しますが4)は他剤と併用できます。1)-3)の効果が乏しい、または副作用が強い場合、ADHDを併発する場合に、4)を使用します。いずれも少量から開始して漸増してゆきます。
1)リスパダール細粒 0.5−4mg(成分量として) 分1 夕,または分2 朝・夕
2)セレネース細粒 0.5−3mg(成分量として) 分1 夕,または分2 朝・夕 
3)オーラップ細粒 0.5−6mg(成分量として) 分1 夕,または分2 朝・夕 
4)カタプレス錠(0.075mg) 1−4錠 分2 朝・夕、または朝・昼・夕 
 ※抗精神病薬による錐体外路症状に対して抗パーキンソン薬を使用することがあります。併発する強迫症状が強い場合には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を1)または2)と併用することがあります。

薬園台クリニックではチックの患者様に対し適切なアドバイスを本人および家族の方にし、必要ならば積極的に最も適切な薬物療法をいたします。お子様のチックで悩んでいられる親御さまは是非薬園台クリニックにいらしてください。連絡は電話またはメールでお願いします。



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